こちらのブログでは受験勉強や学生生活における悩みを解決する助けになるような記事を掲載しています。
今回のテーマは「浪人した時に志望校のレベルを上げるべきなのか」です。
現役生としての受験を終え、残念ながら浪人することが決定。
そんな方にとっては、1年勉強した上で目指す志望校をどのように定めたらいいのか?というのは大きな悩みの一つだと思います。
- 浪人したら志望校を上げるべきなのか?
- 浪人して志望校を上げて受からなかったら?
- 浪人して上げた志望校に受かるための方法は?
こんな悩みを抱える人に対し、私自身の実際の経験をもとに書いていきます。
記事の流れは以下の通りです。
ちなみに私自身は浪人後に国立大の理系学部に後期試験で合格しました。
一方、現役時に合格したのはMARCHと呼ばれる大学の、とある理系学部のみだったので、浪人期間でかなり成績を上げることができたと言えます。私自身は志望校を上げることによって成績を上げることができたので、その経験を踏まえながら、この記事を書いていきたいと思います。
浪人して志望校を上げるときに考慮すべきこと
上記に書いた通り、私自身は浪人時の志望校を現役時から上げることによって、成績向上を実現することが出来ました。
つまり「浪人するなら志望校は上げるべきだ」というのが私の主張になります。
(あのとき志望校を上げていなかったら、と今思うと恐ろしいです。)
まず志望校を上げるかどうかを考える上で、皆さんには「浪人する」ということについて改めて考えていただきたいのです。
そもそも浪人することの目的は「浪人期間という時間を使って成績を上げ、希望する大学に合格すること」です。また、浪人したという経歴は、あなたの人生において消すことのできない事実となります。
- 浪人の目的
- 浪人という経歴が一生残ること
上記2点を踏まえて志望校を決定してほしいのです。
これらを踏まえ、この記事で伝えたいメッセージとしては「大学以降の人生のことも考えて志望校を決定しましょう!」というものになります。
この考え方をすると自然と「志望校は上げるべき」という結論に至るかと思います。詳しく説明していきます。
浪人するなら志望校を上げるべき理由3つ
上記のように、浪人するからには先の人生が皆さんにとって少しでも充実したものになるような決断をしてほしいと私は考えています。
その上で「浪人して志望校を上げるべき理由」を3つ解説していきます。
理由①大学のレベルは意外と大切だから。
1つ目は「大学のレベルの大切さ」です。
大前提として、私は学歴で人を判断することは良くないと思っています。
私自身も決して最難関と言われる大学出身では無いですし、大学に通っていなくても優秀な友人も知っています。
ただ、それでも入学の難易度が高い大学ほど、勉強に対する意識が高い学生が多かったり、しっかりとした目的を持って勉強している学生が多いと感じることはよくあります。大学という場は人間関係が一気に広がる環境です。周囲の人に影響されて人生が変化していく場面も、非常に多いです。
そのあたりを踏まえても、受験勉強を頑張ってきた人が多く存在するような、少しでも難易度の高い大学を目指すということには大きな価値があると思います。
また、日本には学歴で判断される場というのが未だに多く残っていますし、大学名が信用に繋がるという場面もあるというのも事実であることを考慮したいところです...
(もちろん学歴が全てではないので、大学で自分が何をしたか。も非常に重要ですよ。)
理由②目指さないと受からないから。
志望校を上げるべき理由2つ目は「目指していない大学に受かるわけが無いから」です。志望校を上げずに受験勉強をしていて「成績が上がってきたら志望校も上げよう」という考え方は危険だと私は思っています。
なぜなら、特に浪人生の場合、1年間の計画性と自己分析が非常に重要だからです。自分の今の成績を分析し、勉強すべき内容を決めていく。そして期限と目標を定めてコツコツ勉強していく。
この基本的なことを自力でやっていく能力が浪人生には必要です。現役時の受験勉強に上乗せする形の学習になるので、的確な分析と計画がないと、勉強の効率が低下してしまいます。
(例:数学が得意なのに毎日数学の基礎に勉強時間を注ぐ、など)
この計画の重要性から見ても、最初に志望校を上げておいた方が、浪人時の受験勉強において遠回りをせずに勉強の道筋を描けるということになります。
理由③志望校を上げて不合格でも問題ないから。
志望校を上げるべき理由3つ目は「志望校を上げて受からなくても問題ないから」です。私自身がまさにこれに当てはまります。
正直なところ、私の入学した某国立大は第一志望ではありません。本当はもっと難易度の高い大学を目指していました。しかし前期試験で落ちてしまい、後期試験で今の大学に合格しました。
ただ、冷静に考えると、志望校を上げなければ今の大学にも受かっていません。現役時では絶対に合格できないような難易度の大学に入学できたのです。
(私の努力次第では第一志望だった大学にも合格できたかもしれませんが...)
つまり、第一志望に合格できなかったとしても、志望校を上げて本気で目指すことが大切です。結果的に成績が上がり、浪人の1年間が「その後の人生にプラスになる結果」へと繋がれば「浪人は成功」といえるでしょう。
以上3つの理由から、私は浪人したら志望校を上げるべきだと考えています。
仮に志望校を上げて受からなくたって誰も馬鹿にしたりしません。もちろん第一志望に受かることがベストであり、その実現には「まず目指すこと」が必須です。恥ずかしがる必要はないので、勇気と覚悟をもって志望校を上げましょう。
では最後に「志望校を上げて最初にやるべきこと」を書いていきたいと思います。
浪人して志望校を上げたら最初にやるべきこと
志望校を上げて最初にやるべきことは「その大学の過去問を解いてみること」です。
「まだ浪人し始めてもいないのに過去問?」と思う方もいるかもしれませんが、最初だからこそ、一部でもいいので解くことをお勧めします。
志望校を上げたとして、その大学の合格ラインの偏差値はデータなどから知ることが出来ると思います。しかし、実際に1年後の大学受験で解くことになるのは、模試でも問題集でもなく「その大学が作った入試問題」です。
今は解けなくても構いませんが「自分と志望校の過去問との間にある学力の距離」をしっかり把握しましょう。その上で問題の形式なども見ておけるとなお良いと思います。
(例)英語の場合
- 英作文の有無
- 長文の長さや問題形式
- 全体的な語彙レベル
こういった要素を一旦確認してから、受験勉強に入っていくと普段の学習の計画も立てやすいと思います。教材選びの参考にもなります。自分に足りないものを明らかにすることで浪人期間の勉強効率を高めていきましょう。
以上でこの記事は終了となります。
志望校決めは、今後の浪人生活を左右すると言っても過言ではありません。
私も皆さんが浪人後に第一志望に合格できることを祈って、自分の浪人生活の「後悔」や「やって良かったこと」を記事にしています。他の記事へのリンクも貼っておくので参考にしてください!
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最近は計画を立てても時間が足りませんでした…
— かいぼー@理系大学生ブロガー (@Kaibo_blog) 2021年3月24日
理由は各タスクのキリが良いところまで進めてしまうから。どんどん時間が押していくんです😇
そこで今日はキリが悪くても時間で区切り、各タスクを終了するように⏰
すると!中途半端な中断により、早く再開したくなるという副次効果が!
新発見です💪